屋根全体には、グリーンの釉薬瓦が使用されていました。
釉薬瓦は、瓦の表面に釉薬を施して焼き上げた瓦です。表面にガラス質の層が形成されるため、光沢のある美しい見た目が特徴です。
今回、瓦の表面を確認したところ、釉薬の光沢も残っており、目立った割れや欠け、著しい劣化は見られませんでした。瓦本体については、現時点で交換が必要な状態ではありませんでした。
ただし、瓦自体に大きな問題がなくても、棟や谷板金などの部材が劣化していることがあります。屋根全体の状態を把握するためには、瓦だけでなく周辺部分も確認することが大切です💡
別の隅棟部分では、棟のラインがまっすぐではなく、波打つようにうねっている状態が確認できました🔍
周辺の面戸漆喰には、ひび割れだけでなく、浮きや剥がれも見られました。完全に脱落しているわけではありませんが、漆喰の付着力が弱くなっていると考えられます。このまま放置すると、残っている漆喰がさらに剥がれ落ちる可能性があります。
棟のラインにも乱れが見られることから、表面の漆喰を補修するだけでなく、内部の状態も確認したうえで、隅棟の取り直しを検討する必要があります。
今回の調査で、特に注意が必要だったのが谷板金です。
谷板金は、屋根の面と面が合わさる谷部分に設置され、屋根に降った雨水を集めて軒先へ流す役割を担っています。
今回使用されていたのは銅板製の谷板金でしたが、表面には緑青(ろくしょう:銅が空気や水分に触れてできる、青緑色のサビのこと)などの経年劣化が見られ、複数の穴が開いている状態でした。
谷板金に穴が開くと、その部分から雨水が屋根内部へ入り込む可能性があります。谷部分は屋根の中でも雨水が集中する場所のため、穴あきを確認した場合は、放置せずに補修することが重要です。
今回は複数箇所に穴が確認されたため、既存の谷板金を新しいものへ交換するご提案をいたしました。
また、谷板金の上には、隅棟から剥がれ落ちたと考えられる漆喰の破片が複数堆積していました。
漆喰の破片が谷部分に溜まると、雨水の流れを妨げる原因になります。
谷板金は雨水をスムーズに排水するための部分ですが、ゴミや漆喰の破片などが溜まると、水の流れが悪くなり、状況によっては水があふれるおそれもあります。
今回のように谷板金自体にも穴あきが確認されている場合は、板金の交換とあわせて、堆積した漆喰の除去も必要です。
今回の加古郡稲美町での現地調査では、主に以下の症状が確認できました。
銅板製の谷板金に複数の穴あき
隅棟の面戸漆喰に黒ずみ・ひび割れ・剥がれ
紐丸瓦のズレと継ぎ目の隙間
隅棟のラインの乱れや漆喰の浮き
谷板金の上に剥がれ落ちた漆喰が堆積
これらの状態を踏まえ、以下の補修工事のお見積りをご提示しました📝
穴あきが確認された銅板製の谷板金は、新しい板金への交換をおすすめしました。交換する材料には、耐久性を考慮し、ガルバリウム鋼板やステンレスなどを検討します。
既存の谷板金を撤去したうえで、周辺の瓦や下地の状態も確認し、新しい谷板金を適切に納めることが重要です。
隅棟については、漆喰のひび割れや剥がれだけでなく、紐丸瓦のズレや棟のラインの乱れも確認されました。
そのため、表面の漆喰を補修するだけでなく、棟を一度解体して内部の状態を確認し、瓦を整えながら積み直す隅棟取り直し工事をご提案しました。
内部の状態に合わせて適切に施工することで、棟の納まりを整え、今後の雨水の浸入リスクを抑えることにつながります。
今回は、加古郡稲美町でグリーンの釉薬瓦を使用した和瓦屋根の現地調査を行いました😊
瓦本体や軒先は比較的良好な状態でしたが、銅板製の谷板金には複数の穴あきがあり、隅棟の漆喰にもひび割れや剥がれ、瓦のズレなどが確認されました。
特に谷板金の穴あきは、雨水が屋根内部へ入り込む可能性があるため、優先して補修を検討したい箇所です。屋根は普段なかなか目にすることができず、劣化に気づきにくい場所でもあります!
「瓦屋根の漆喰が剥がれている」「谷板金が傷んでいないか心配」「雨漏りする前に屋根の状態を確認したい」といったお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
街の屋根やさん加古川店では、屋根の状態を丁寧に調査し、撮影した写真をお見せしながら、必要な補修内容をご説明いたします。現地調査・お見積もりは無料です!
無理に工事をおすすめすることはありませんので、屋根のことで気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください😊
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