皆さん、こんにちは。

街の屋根やさん加古川店です！

今回は、姫路市にお住まいのお客様から「数年前に塗装したばかりの下屋根から雨漏りしている。原因がわからないので見てほしい」とのご相談をいただきました。

お客様のご要望は、「一度しっかり直して、もう雨漏りの心配をせずに安心して暮らせるようにしたい」とのこと。

そこで今回は、雨漏りの原因となっていた縁切り不足のスレート屋根の上に、新しい防水紙と屋根材（旭ファイバーグラス㈱リッヂウェイ）を被せる屋根カバー工事を実施させていただきました。

施工前の様子

しかし、詳しく調査したところ、塗装後の縁切りが行われておらず、隙間が塗料で完全に塞がれていました。

これにより、水の逃げ道がなくなり、毛細管現象で屋根内部に水が吸い上げられ、雨漏りを引き起こしていた様でした。
（※写真は、縁切りが出来ていなかった屋根材の中から溜まっていた雨水が染み出てきている様子）

この状態は、上から塗装を重ねても解決しないため、今回は根本的な解決策として屋根カバー工事をご提案しました。

➡スレート屋根は塗装の注意点

いよいよカバー工事の開始です。

まず、既存のスレート屋根の上に、新しい防水紙（ルーフィング）を隙間なく敷き詰めていきます。

たとえ将来、表面の屋根材が台風などでダメージを受けても、この防水紙がしっかりと水をブロックし、お住まいを守ってくれます。

外壁との取り合い部分など、雨仕舞いの要となる箇所も、丁寧に施工します！

アスファルトシングル「リッヂウェイ」の施工

防水紙の上に、新しい屋根材である「旭ファイバーグラス㈱　リッヂウェイアスファルトシングル」を施工していきます。

アスファルトシングルは、複雑な形状の屋根にも綺麗にフィットするのが特長です。

一枚ずつ丁寧に重ねながら、しっかりと固定。

重厚感のある黒系の色味が、既存の外壁の色を引き締め、モダンで非常に美しい仕上がりとなりました。

なお、今回採用したリッヂウェイには、全5色のラインナップがございますが、うち2色についてはメーカー在庫限りでの廃盤が予定されています。

ご検討中のお客様は、ご希望の色が将来のメンテナンス時にも供給可能か、ご相談いただければ私たちが詳しくご説明いたします。

雨押さえ下地施工

屋根材本体の施工が終わったら、最後に外壁との取り合い部分など、雨仕舞いの要となる箇所の仕上げに入ります。

外壁と屋根材の取り合い部分に、この後取り付ける雨押え板金の下地となる木材を設置しています。

この部分の防水処理を徹底することが、雨漏りを再発させないための最後の砦です。

下屋根カバー工事完了

下地木材の上に、加工した雨押え板金を取り付けました。

この板金が、壁を伝って流れてくる雨水が屋根の内部に入り込むのを防ぎ、軒先の雨樋へと正しく誘導します。

屋根のカバー工事に関する全ての作業が完了しました！

アスファルトシングル一枚一枚が強力に固定され、屋根全体が一体化しました。

これにより、台風の強風で屋根材がめくれたり飛散したりするのを防ぎます！
また、軽量な屋根材の為、地震の揺れに対するお住まいへの負担も軽減されます！！

お客様を悩ませていた雨漏りの不安を取り除き、美観と安全性を両立した、安心の屋根に生まれ変わりました！

屋根のお悩みは街の屋根やさん加古川店まで！

今回の屋根修理では、塗装後の縁切り不足が原因で発生していた雨漏りを、屋根カバー工事によって根本から解消しました。

スレート屋根の塗装後の縁切りのように、専門家でなければ気づきにくい施工不良が、後々の大きなトラブルに繋がるケースは少なくありません。

「塗装したばかりなのに雨漏りが…」と感じたら放置せず、早めにご相談いただくことがトラブル防止の近道になります！

街の屋根やさん加古川店では、原因を的確に突き止め、お客様に最適なご提案をすることで、安心した工事施工をお約束いたします。

少しでも屋根に不安を抱えられている際は、是非とも、ご相談下さいませ！

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました！


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