2026.09.18
みなさん、こんにちは!街の屋根やさん加古川店です☺️高砂市のお客様より、長年使ってきた波板屋根の傷みが気になってきたため、そろそろ交換したいとのご相談をいただきました。現地へ伺うと、屋根全体に色あせや黄ばみが見られ、部分的に補修された形跡も確認できました。見た目の古さだけでなく、…

「強い風の日に裏の小屋の屋根が1枚飛んでしまって・・・」
今回ご紹介する事例は、この様なお問い合わせがキッカケとなりました。
加古川市にて強風による飛散被害が発生した波板屋根の張り替え工事を行った施工事例をご紹介します。
今回の現場は、ご自宅の裏側に設けられた小屋です。
屋根と壁の両方が波板で囲われた造りになっており、屋根部分の波板が強風で1枚だけ飛散してしまいました。
お客様は当初「飛んでしまった1枚だけを交換して、できるだけ費用を抑えられないか」とお考えでした。
しかし、実際に屋根へ上って細かく点検してみると、飛散した1枚だけではなく、波板を固定している部材の破損や、波板そのものの硬化・変形など、屋根全体に経年劣化が進んでいる状態が確認されました。
そこで今回は、部分的な修理ではなく、小屋の屋根面にある波板をすべて張り替える工事をご提案。
新しい波板にはタキロンシーアイ株式会社「ポリカナミイタ 熱線カットタイプ」を使用し、固定部材にはステンレス製のトラスフックを採用しました。
見た目だけを綺麗にするのではなく、強風や紫外線など、屋外で長く使用することを考えた波板屋根へと生まれ変わった施工事例となっています。





今回のお客様が異変に気付いたのは、風の強い日のこと。
ご自宅の裏側から「バタンバタン💥……」という大きな音が聞こえ始めたそうです。
何事かと思い確認したところ、ご自宅裏側にある小屋の屋根が強風にあおられ、波板が捲れ上がっている状態になっていました。
「これはまずい」と思い、修理をしてくれそうな会社を探している間に、いつの間にか音がしなくなったそうです。
再度小屋を確認すると、先ほどまで屋根にあった波板が飛んで落ちていたとのこと。
そのままにしておくと、再び強風でどこかへ飛んで行ってしまう可能性があると思い、飛散した波板を小屋の内部へ保管されていました。
(※強風で波板などが破損した場合は、火災保険が使用できる可能性があります。)
(※火災保険の申請のご相談などもお気軽にお問合せ下さい😊!)
【関連記事】
👉【最新版】火災保険が適用される屋根工事や保険金申請の流れ
【お客様談】
👉「風が強い日に裏からバタンバタンと大きな音が聞こえ始めました。何事かと思って確認すると、裏の小屋の屋根が風にあおられて捲れていました」
👉「修理してくれる業者を探しているうちに音が聞こえなくなり、再度小屋を確認すると、先ほどまで捲れていた波板が飛んで落ちていました」
👉「なるべく費用は抑えたいので、飛んだ部分だけ修理することはできますか?」
👉「ただ、どうせ直すのであれば、今後同じようなことが起こらないように、風にも強い状態にしてほしいです」
これらのご要望を踏まえ、まずは小屋の屋根全体を確認することから調査をスタートしました!
屋根上から飛散した箇所を確認すると、今回飛んでしまった波板は、屋根の端部ではなく、屋根面の途中にある波板であったことが判明しました。
一般的に、屋根の端部は風の影響を受けやすい場所ですが、今回のように途中の波板が飛散する場合には、固定部材や波板自体の状態など、別の原因が考えられます。
【波板が一部だけ飛散する主な原因】
つまり「1枚だけ飛んだ」という現象だけを見て判断するのではなく、その周囲や屋根全体がどのような状態なのかを確認することが重要なんです(>_<)!
その為、飛散した波板以外も一枚ずつ確認していきました。
すると、波板を固定している部材が所々破損していることが確認できました。
さらに波板本体についても、経年劣化による「硬化」や「変形・変色」があちこちで見受けられました。
屋根面全体を確認したことで、今回の飛散は単独の破損のみでなく、屋根全体の経年劣化が進んでいる中で、強風をきっかけとして一部が飛散した可能性があると考えられる状態でした💦
波板屋根では、波板そのものだけでなく、波板を骨組みに固定する部材も重要です。
【固定部材破損時の懸念リスク】
特に今回のように、すでに1枚が飛散している場合は、残っている波板についても固定状態を確認しておくことが大切です(^^)!
波板は屋外で使用されるため、長年にわたって紫外線や雨風の影響を受け続けます。
その結果、素材によっては徐々に硬くなったり、形状が変化したりすることがあります。
【波板に硬化・変形等が発生している際のリスク】
今回の屋根も、このような経年劣化が屋根面全体で確認できる状態でした(>_<)💦
調査結果を踏まえ、お客様へ修理方法についてご説明しました。
もちろん、費用をできるだけ抑えるのであれば、飛散した部分だけを張り替える方法も考えられます。
しかし、今回の波板屋根にはその他の懸念事項も散見される状態でした。
【波板屋根に散見された懸念事項】
・固定部材の破損
・波板本体の硬化
・波板の変形
そのため、1枚だけを修繕しても、別箇所で波板が破損したり、強風により飛散被害が再発する可能性がありました。
部分張り替えを行った直後に別の場所を修理することになれば、結果的に何度も工事が必要になります。
そこで今回は”小屋部の屋根面にある波板をすべて張り替える工事”をご提案しました。
「なるべく費用は抑えたい」というご希望と「今後は風にも強い状態にしたい」というご希望。
この2つを踏まえ、現在の屋根の状態を詳しく説明したうえで、全体張り替えをご提案しています。
お客様にも内容をご納得いただき、工事をご依頼いただくこととなりました😊!
着工後、まずは既存の波板と固定部材をすべて撤去していきます。
長年使用された波板は硬化が進んでいるため、撤去時にまとめて外れるのではなく、割れて細かな破片となる可能性があります。
そのため、撤去後の清掃も非常に重要です。
撤去後は、細かな波板の端材や固定部材の破片が残っていないかを確認しながら、施工箇所周辺を丁寧に清掃しました。
波板撤去後、今回の小屋屋根を支えている骨組みが見えてきました。
既存波板を取り外すと、今回の屋根はアルミ製の架台によって構成されていることが確認できました。
波板屋根の骨組みや下地には、現場によって様々な素材があります。
【アルミ製架台】
軽量で錆びにくいことが特徴。
テラスや小屋などの屋根や壁面にも多く使用されている。
ただし、強い衝撃によって変形する可能性があるため、撤去時などは取り扱いに注意が必要。
【木製架台】
加工しやすく、比較的コストを抑えやすい素材。
一方で、雨水が長期間入り込むと腐食する可能性がある。
【鉄骨製架台】
強度を確保しやすく、広範囲の屋根や壁面などにも使用されている。
ただし、錆が進行すると強度低下につながるため、腐食状態の確認が最重要。
今回のアルミ架台は大きな問題がないことを確認し、既存架台を活用して新しい波板を施工を進めました😊!

今回、波板を撤去したことで、もう一つ重要な部分を確認できました。
それが、アルミ製架台の軒先部分にある樋部分です。
アルミ製架台の樋部分は、波板が張られている状態では、内部の確認や清掃が出来ないことがほとんどです。
そのため、波板を張り替えるタイミングや取り外すタイミングで、内部を確認することを忘れてはいけません!
こちらの現場でも、樋部分にはかなりの”堆積物”や”苔”が詰まっており、雨水があふれてしまいそうな状態でした(>_<)
このまま新しい波板を取り付けてしまえば、屋根材は新しくなっても排水機能に問題を残してしまいます💦
そこで、詰まっていた堆積物や苔をすべて取り除き、内部を綺麗に清掃✨
雨水がスムーズに流れる状態へ改善しました😊!
こうした普段は見えない部分まで確認できることも、波板張り替え工事の大切なポイントとなります(^^!
樋部分の清掃が終われば、新しい波板の施工に進みます。
波板は片側の端部から順番に施工し、隣り合う波板を2山半ずつ重ねる納まりで施工していきます。
【2山半の重ね代を設ける理由】
”重ね代(かさねしろ)”とは、隣り合う波板が重なり合う部分のことです。
波板は一枚一枚を並べるだけでは屋根になりません。
どれくらい重ねるのか、どこで固定するのかによって、雨水の入りにくさや屋根としての安定性が変わってきます!
波板の重ね代と合わせて注意したいのが、軒先部分の位置です。
新しい波板の先端が、雨水がきちんとアルミ架台の樋部分へ流れ込む位置になるように調整して固定しました。
【波板屋根で軒先位置が重要な理由】
軒先が出過ぎると、雨水が樋を飛び越えてしまう可能性があります。
反対に、波板が手前すぎると雨水が樋まで届かず、小屋内部へ雨水が入り込む恐れがあります。
そのため、見た目だけではなく、雨水の流れを考えた位置で固定することが重要となります!
軒先とは反対側となる、外壁との接点部分にも注意して施工しました。
外壁との接点には水切りが設けられており、新しい波板がその水切り内部までしっかり入り込んでいるかを確認しながら施工を進めます。
【奥付水切りへ波板をしっかり入れる理由】
波板屋根は、軒先だけを確認すればよいわけではありません。
「雨水が入る可能性のある場所を一つずつ確認する」
これが長く安心して使用できる波板屋根をつくるうえで大切です!
今回の張り替え工事では、タキロンシーアイ株式会社 ”ポリカナミイタ 熱線カットタイプ”を使用しました。
ポリカーボネート製の波板は、一般的な波板と比較して耐候性・耐衝撃性などを考慮して選ばれる素材です。
【ポリカナミイタ 熱線カットタイプの特徴】
特に今回は小屋屋根として使用するため、耐久性だけでなく、日射による熱の影響も考慮して”熱線カットタイプ”を採用しました✨
新しい波板の固定には、ステンレス製の”トラスフック”を使用しました。
波板屋根では、波板そのものの性能だけでなく、固定部材の耐久性も重要です。
【ステンレス製トラスフックを使用するメリット】
今回のように、もともと強風によって波板が飛散した現場では、新しい波板をしっかり固定することが非常に重要です。
波板と固定部材の両方を新しくすることで、屋根全体を安心して使いやすい状態へ整えています😊!
今回使用した波板の色は、近年人気のある”ブルースモークマット”です。
落ち着いた色合いで、光を取り入れながらも眩しさを抑えやすく、これまでの小屋とは少し違ったすっきりとした印象に仕上がりました。
強風によって1枚の波板が飛散したことから始まった今回の工事。
調査を進めたことで、固定部材の破損や波板本体の硬化・変形、さらにはアルミ架台の樋部分に大量の堆積物が詰まっていることまで判明しました。
そこで、飛散箇所だけを直すのではなく、屋根全体を張り替えを実施。
さらに、樋の清掃・重ね代の確保・軒先の位置・外壁側の水切りへの納まりなど、施工ポイントを確認しながら工事を進めました。
施工後にはお客様から「これまでよりも安心できる波板屋根になりました。これで強風の日も安心できます!」と大変喜んでいただくことができました😊✨
今回の施工を通して改めて感じたことは、波板が1枚飛んだ場合でも、その周囲や屋根全体を確認することが重要だということです!
飛散した1枚だけを新しくしても、ほかの波板や固定部材が劣化していれば、次の強風で別の場所が飛んでしまう可能性があります。
もちろん、屋根全体の状態によっては部分張り替えが適しているケースもあります。
大切なのは、最初から工事範囲を決めるのではなく、現在の波板・固定部材・骨組み・排水部分などを実際に確認したうえで、必要な工事を判断することです。
「波板が飛んでしまったけれど、1枚だけ直せばいいのかな?」
「強風のたびに波板がバタついて心配」
「古くなった波板を、今後も安心して使えるものへ交換したい」
このようなお悩みがありましたら、まずはお気軽にご連絡ください📞
部分補修がよいのか、全体張り替えが必要なのか。
屋根の状態を確認し、お客様のご希望やご予算も踏まえながら、今後も安心して使用できる修繕方法をご提案させて頂きます(^^)!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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