2026.02.03
みなさんこんにちは!街の屋根やさん加古川店です。これまで加古川市で、現場調査から始まり、屋根撤去に野地板設置、防水シート施工に瓦葺きに棟の取り付け…と順を追って工事の様子をご紹介してきました。今回はいよいよ最終回。屋根葺き替え工事がすべて完了したあとの全体ビフォアア…






現地に到着し、まずは屋根に上る前に、建物の周囲から状態を確認しました。
するとすぐに目についたのが、**木製の破風板(はふいた)**の劣化です。
【破風板とは】
屋根の側面(妻側)に取り付けられている板で、雨風から屋根内部を守る大切な部材です。
築60年ということもあり「破風板の反り」「木材の割れ」「表面の傷み」などの劣化が目立つ状態でした。
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さらに、軒裏(屋根の裏側)を見上げて確認すると、雨漏りによって屋根の野地板(のじいた)が腐食し、穴が開いている箇所が見つかりました。
野地板とは、屋根材の下にある、屋根を支える下地材のことです。
穴が開いている箇所を軒裏側から見上げると、屋根に使用されている瓦の裏地が見え、光が差し込み空が見えるような状態・・・。
いつこの辺りの屋根面が崩落してもおかしくない、大変危険な状況となっていました。
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実際に屋根に上り、瓦屋根の状態を確認しました。
既存瓦屋根には以下の様な症状が散見されました。
瓦のズレ
瓦自体の劣化
下地の傷みが考えられる屋根面の不陸箇所
築60年という年月を考えると、瓦そのものだけでなく、瓦を支えている下地全体が限界に近づいていると判断できる状態でした。
これらの現状を総合的に踏まえ「軽量屋根材を使用した屋根葺き替え工事」をご提案させて頂きました!
瓦屋根は耐久性に優れていますが、その分、非常に重量があります。
築年数が経過した建物では、屋根の重さが建物全体に大きな負担となり、地震時の倒壊リスクを高めてしまう可能性があります。
そのため、新しく施工する屋根材には軽量屋根材を選択した工事のご提案となっております。
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ここで一度「軽量屋根材にはどんな選択肢があるのか?」を分かりやすく整理します。
非常に軽い
耐久性が高い
シャープな見た目
住宅にも倉庫にも使われる定番素材です。
金属屋根の表面に石粒を付着
遮音性・意匠性が高い
ややコストは高め
ガラス繊維を基材にした軽量屋根材
柔らかく割れにくい
デザイン性が高い
今回採用したのが、この**アスファルトシングルの中でも高品質な「リッヂウェイ」**です。
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また、今回の工事では足場を設置する必要があります。
そこで、すでに劣化が進んでいた破風板の交換工事も屋根工事と同時に行うことをご提案しました。
一度組んだ足場で複数の工事を同時で行うことで、以下の様なメリットをご提供できるためです。
足場費用を削減できる
工事期間の短縮につながる
同時施工であれば、コスト面でも効率面でも大きなメリットがあります。
軽量屋根材を使用した屋根葺き替え工事と合わせた、これらのご提案、様々な工事メリットにもご納得いただくことができ、工事の施工依頼を頂くこととなりました!
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工事が始まり、最初の工程は既存瓦および屋根土の撤去作業です。
瓦屋根の葺き替え工事において、この工程は最も職人の労力を要する作業でもあります。
瓦の下には、瓦を固定するための屋根土が大量に使われており、これを一つひとつ撤去していきます。
瓦や屋根土の撤去作業では【騒音】【土埃】【振動】が必ず発生します。
そのため、弊社では必ず工事前に近隣住民様へのご挨拶を行い、工事へのご理解とご協力をお願いしています。
こうした配慮も、地域密着のリフォーム会社として大切にしているポイントです。
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既存瓦と屋根土をすべて撤去した結果、廃棄された屋根土の重量は、約5トンにもなりました。
これだけの重量が、長年建物の上に載っていたと考えると、屋根を軽くすることの重要性がよく分かります。
瓦と屋根土の撤去後、次に行ったのが屋根下地の補強工事です。
こちらの納屋では、既存の野地板に「小幅板」が使用されていました。
【小幅板とは?】
細い板を並べて施工する昔ながらの工法で、現代の屋根材には強度が不足しがちです。
その為、小幅板の下地の場合、必ず屋根下地の補強を行うことが必須となります!
まず、腐食していた箇所を構造用合板で先行補修しました。
その後、屋根面全体を厚み12mmの構造用合板で増し張り補強します。
構造用合板とは、建物の構造を支える用途に使われる、強度の高い合板のことを指します。
この工程を行うことで、屋根下地の強度が向上します。
【屋根下地補強のメリット】
新しい屋根材をしっかり固定できる
屋根全体の剛性が向上する
この様に下地補強を行うことで、安心できる屋根下地に生まれ変わるということになります(^^!
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下地補強後、屋根面全面に新しい防水紙となる改質アスファルトルーフィングを敷設しました。
改質アスファルトルーフィングとは、通常の防水紙に改良を加え、高耐久性を備えたリフォーム向きの防水紙となっています。
防水性
耐久性
柔軟性
これらを高めた防水紙が改質アスファルトルーフィングということになります(^^)!
防水紙は、屋根材の下で万が一雨水が入り込んでも、最終的に雨水の室内への侵入を防ぐ重要な役割を担っているため、防水紙の選定は非常に重要です!
屋根材には、旭ファイバーグラス㈱ リッヂウェイ アスファルトシングルを採用しました。
アスファルトシングルは、以下の様な特徴があります。
非常に軽量
柔軟性があり割れにくい
リッヂウェイ アスファルトシングルは、陶器瓦と比べて重量が大幅に軽い屋根材です。
陶器瓦と比べると比重差は約4分の1。
屋根が軽くなることで以下の様な効果が期待できます。
建物の柱や梁への負担が減る
地震時に倒壊リスクが低減
築年数が古い建物でも安心
瓦のように硬い素材とは違い、アスファルトシングルは柔軟性があるため【強風】【振動】にも追従しやすく、屋根材自体が割れにくい特徴があります。
【③.デザイン性と実用性の両立】
リッヂウェイは、立体感のある意匠性のあるデザインで、落ち着いたカラーバリエーションを備えており、納屋や倉庫でも違和感のない仕上がりになります。
屋根材施工後、棟部分に棟包板金を取り付け、屋根工事は無事完了しました。
柔軟性を備えた屋根材であるため、下地の不陸に対してもしっかりと馴染み、綺麗な仕上がりとなっています😊
続いて、破風板の修繕工事に移ります。
既存の木製破風板は劣化が激しかったため撤去し、新しい木製破風板を取り付けました。
ガルバリウム鋼板は、以下の様な特徴があり、外装材として非常に優秀な素材です。
サビに強い
耐久性が高い
メンテナンス性に優れる
見た目もスタイリッシュで、今回は袖板金と同系色で仕上げましたが、別々の色合いを組み合わせてアクセントカラーとして使うのもオススメですよ(^^)/
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すべての工事が完了し、生まれ変わった納屋をご確認いただいた施主様からは、「ここまで変わるとは思わなかった」「これで地震や台風が来ても安心できる」と、大変嬉しいお言葉をいただきました。
この様に、築年数が経った建物でも、適切な工事を行うことで、これから先も安心して使い続けることができます。
納屋・倉庫・古民家など、「こんな建物でも相談していいのかな?」と思われる方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
現地調査からご提案まで、分かりやすく丁寧にご説明いたします。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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