2026.09.26
みなさん、こんにちは!街の屋根やさん加古川店です✨高砂市のお客様から、屋根の表面が古く見えてきたことに加え、雨の日の排水も気になるとのご相談をいただき、私たち街の屋根やさん加古川店で現地調査に伺いました。建物全体を見た第一印象としては、外観はきれいに保たれている一方で、屋根には年…

この様なお問い合わせを加古川市のお客様から頂きました。
今回の現場は、築42年になる和瓦屋根の木造戸建て住宅です。
お客様のお話では、約20年前に一度屋根の修理を行ったことがあるものの、これまで雨漏りなどは特に気になったことがなかったそうです。
ところが最近になり、住宅の周辺に白い塊が落ちていることに気付き、調べてみたところ、それが瓦屋根に使われている”漆喰”であることが分かったとのことでした。
【お客様談】
「今のところ雨漏りなどは特にない様に思える」
「雨漏りにつながるような状態になっていないか心配です」
「修理するのであれば、できるだけ長く安心できる屋根にしてほしい」
この様なご要望を伺い、まずは屋根全体の状態を確認するため、現地調査を行いました。





今回のお宅に使用されていたのは”釉薬和瓦”です。
釉薬和瓦とは、瓦の表面に”釉薬(ゆうやく)”と呼ばれるガラス質の薬剤を施して焼き上げた瓦のことです。
一般的な住宅で長く使用されてきた瓦の一つで、今回のような築年数の経過した住宅でも多く見られる屋根材です。
【釉薬和瓦の特徴】
こちらの屋根を確認したところ、瓦そのものには割れやズレなどは見受けられず、築42年という年数を考えても比較的しっかりした状態でした。
しかし、屋根を細かく確認していくと、お客様が気にされていた「白い塊」の正体である漆喰部分には、経年劣化の症状が散見出来る状態でした。
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瓦屋根の棟部分には、瓦同士の隙間を埋めたり、棟内部を保護したりするために漆喰が使用されることがあります。
漆喰は白色のため、劣化して剥がれ落ちると、今回のお客様のように「屋根から白いものが落ちてきた」という状態になることがあります。
ただし、屋根の向きや立地条件・施工状態などによって劣化速度は変わるため「築年数だけ」で判断するのではなく、実際の状態を確認することが大切です。
屋根を見上げた際に”漆喰部分が黒く変色していたり””白い塊が瓦屋根に落下している”などの症状があれば点検のタイミングとなります(^^)!
今回のお宅では、まさに漆喰の劣化が目立つ状態となっていました。
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さらに屋根を調査すると、棟部の瓦にはコーキング材が使用されていました。
一番上にある棟瓦部分については、瓦の隙間を塞ぐ様にコーキングが打設されている状態でした。
一見すると「隙間を塞いでいるから雨が入らなくて安心」と思われるかもしれません。
しかし、瓦屋根では単純に隙間をすべて塞げばよいというわけではありません。
【瓦の隙間を塞ぐことのリスク】
もちろん、コーキングそのものがすべて悪いというわけではありません。
重要なのは、瓦屋根の構造や水の流れを考慮したうえで、必要な場所に適切な方法で施工することです。
今回のお宅では、漆喰の劣化だけでなく、過去に行われた棟部分の施工方法についても今後のメンテナンスを考える必要がありました💦
調査結果を踏まえ、今回ご提案したのが”棟積み替え工事”です。
漆喰だけの劣化であれば、漆喰のみを塗り直す方法も選択肢になります。
しかし今回は、棟瓦へのコーキング処理なども確認でき、今後の雨仕舞いやメンテナンス性まで考えると、棟そのものを一度解体して新しく作り直す方法が適していると判断しました。
また、お客様からは「長期的に安心したい」というご要望もありました。
そこで今回は、棟を積み替える際にメンテナンスフリーの面戸材を使用し、自然災害に強い棟へ積み替える方法をご提案しました。
【棟積み替えをご提案した理由】
こうした施工内容とメリットを一つずつご説明し、お客様にもご納得いただいたうえで工事をご依頼いただきました😊!
工事開始後、まずは既存の棟部分を解体していきます。
既存の丸瓦や漆喰だけでなく、棟内部に使用されていた屋根土も撤去します。
この作業では、瓦や屋根土などを屋根から落下させないことが非常に重要です。
特に住宅の周囲には人や物があるため、撤去材の落下による事故を防ぎながら、少しずつ丁寧に作業を進めていきます。
棟を解体すると、これまで隠れていた棟内部の状態も確認できるようになりました。
既存の棟を撤去した後、新しい棟の骨組みとなる”強力棟金具”を設置します。
【強力棟金具とは?】
屋根の上では少しの高さの違いでも、完成時には意外と目立ちます。
そのため、水糸を使って水平を確認しながら施工することが非常に重要です(>_<)!
強力棟金具の取り付けが完了したら、金具の受け部分に新しい棟下地を取り付けます。
棟下地についても高さを細かく調整し、水平を保ちながら設置していきます。
【棟下地を水平にする理由】
棟下地は高さを微調整した後、棟金具の側面からビスを打ち込み、金具としっかり緊結します。
【棟金具と棟下地を緊結するメリット】
棟下地の施工が終わった後は、棟部の面戸となる”モルロック”を塗り上げていきます。
【モルロックとは?】
モルロック塗り上げ時に重要なのが、棟下の瓦などの接点部分に隙間を作らないことです。
【モルロックを隙間なく施工する理由】
細かな部分だからこそ、施工後には見えなくなる箇所まで丁寧に仕上げることが重要です(^^)!
モルロック塗り上げの完了後、新しい棟瓦を端部から順番に被せ直していきます。
今回採用したのは、丸瓦だけで仕上げる”丸瓦一発仕上げ”です。
以前の屋根では熨斗瓦(のしがわら)を使用していましたが、今回は熨斗瓦を積まず、シンプルな棟構造へ変更しました。
【丸瓦一発仕上げのメリット】
棟の端部や接点部分では、屋根の形状に合わせて瓦の長さを調整。
瓦同士の取り合いにできる隙間もできる限り抑え、雨水が入り込まないよう雨仕舞を意識して施工しています😊✨
被せ直した丸瓦は、天端部分から”パッキン付きのステンレス製ビス”を使用して棟下地へ固定します。
これまでのように瓦を置くだけではなく、下地と瓦を緊結固定することで、強風時の瓦のズレや飛散被害、地震時の落下リスク低減につなげています。
特に台風や強風が発生する地域では、瓦が動かないよう適切に固定することが重要となってきます(>_<)!
ここまでの工程を一つずつ進め、今回の棟積み替え工事が完工しました✨
工事前は、屋根から漆喰が落下することでお客様も「このままで大丈夫なのだろうか」と不安を感じられていました。
しかし、既存の棟を一度解体し、強力棟金具・棟下地を新設。
さらにモルロックで棟下をしっかり納め、最後は丸瓦をパッキン付きステンレスビスで固定しました。
単に「落ちてきた漆喰を直す」のではなく、これから先のメンテナンスや自然災害まで考えた棟へ作り替えることを今回の工事施工できています😊!
瓦そのものはまだ綺麗に見えていても、棟部分の漆喰や固定方法などが劣化しているケースは少なくありません。
「最近、屋根から白いものが落ちてくる」
「瓦屋根の漆喰がボロボロになっている」
「台風のたびに瓦がズレないか心配」
「長い間屋根の修理などはしていない」
このようなことが気になられていましたら、一度、屋根の状態を確認してみることをオススメ致します。
今回のように、漆喰だけを補修する方法が適しているケースもあれば、棟そのものを作り替えたほうが長期的な安心につながるケースもあります。
大切なのは、屋根の現在の状態を確認し、必要な工事と不要な工事を分けて考えることです。
「雨漏りしていないから、まだ大丈夫」と思っていても、屋根の上では少しずつ劣化が進んでいることがあります。
加古川市近隣で屋根のメンテナンスをご検討でしたら、まずは現在の屋根がどのような状態なのか確認してみませんか?
屋根の状態を確認したうえで、漆喰補修・棟積み替えなど、それぞれの状況に合わせた方法をご提案いたします。
「屋根から白い塊が落ちてきた」「屋根の今後が心配」という段階でも、お気軽にご相談ください😊📞
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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