2026.09.26
みなさん、こんにちは!街の屋根やさん加古川店です✨高砂市のお客様から、屋根の表面が古く見えてきたことに加え、雨の日の排水も気になるとのご相談をいただき、私たち街の屋根やさん加古川店で現地調査に伺いました。建物全体を見た第一印象としては、外観はきれいに保たれている一方で、屋根には年…

【玄関で雨漏りがして・・・。】
今回は、稲美町にお住まいのお客様よりご相談いただいた、日本家屋の玄関天井に発生した雨漏り修理をご紹介します。
築50年以上が経過している昔ながらの瓦屋根のお住まいで、玄関上には複雑な形状の入母屋屋根が設けられていました。調査を進めたところ、雨漏りの原因として考えられる谷板金や棟瓦に、経年劣化や防水面での不安が見つかりました。
そこで今回は、劣化した谷板金を耐久性に優れたガルバリウム鋼板製へ交換し、棟瓦も一度解体して積み直すメンテナンス工事を実施しました。
雨漏りの原因を確認したうえで、どのような工事を行ったのか、写真を交えながら分かりやすくご紹介します。





今回工事を行ったのは、瓦屋根が特徴的な昔ながらの日本家屋です。
屋根には入母屋造りが採用されており、和風住宅ならではの重厚感のある外観が印象的でした。
お客様からお話を伺うと、細かい築年数は分からないものの、築50年以上は経過しているとのことでした。
【お客様談】
・「強い雨が降った時に玄関の天井から雨が漏ってきた。」
・「玄関の上は屋根の形が複雑なので、それが原因ではないかと思う。」
・「雨漏りを改善して、これから不安なく過ごせるようにしておきたい。」
お客様からは、このようなお悩みをお聞きしました。
実際に玄関内部を確認すると、天井板には雨水が染み込んだ跡がクッキリと残っていました。
天井の雨染みは、屋根などから侵入した雨水が内部へ回り、天井材に影響を及ぼしている可能性を示すサインです。
雨染みが確認できても、目に見える場所が必ずしも雨水の侵入口とは限りません。
屋根裏などを雨水が伝って、離れた場所に症状が現れることもあるため、屋根の形状や付帯する瓦部材の状態を確認することが大切です!
玄関上には、コンパクトな入母屋形状の屋根が設けられていました。
入母屋屋根とは、日本家屋でよく見られる屋根形式の一つです。
【入母屋屋根の主な特徴】
屋根の上部は切妻屋根のような三角形の形状になっています。
複数の屋根面が接するため、棟や谷などの取り合い部分が生じます。
和風住宅や伝統的な日本家屋によく採用され、重厚感のある外観が特徴です。
一方で、屋根面が複雑に組み合わさる部分では、瓦だけでなく板金や防水処理の状態にも注意が必要です!
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玄関上の入母屋屋根には、銅板製の谷板金が取り付けられていました。
【谷板金とは📝】
屋根の傾斜面同士が合わさり、谷状になった部分に設置する板金部材の名称です。
屋根に降った雨水を集め、軒先へ流す役割がある。
雨水が集中して流れるため、屋根の中でも防水性能が重要な部位。
板金の腐食や穴あき、周辺の瓦との取り合いに不具合があると、雨漏りのリスクが高くなる。
今回の谷板金は経年劣化が進んでおり、今後の雨漏りを防ぐためにも交換が必要と判断しました。
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続いて棟部分を確認すると、瓦の隙間などを保護する漆喰が上塗りされ、表面にかなり出ている状態でした。
漆喰は、棟瓦の土台部分を保護し、雨水の浸入を抑えるために使用される材料です。
しかし、劣化した漆喰の上から新しい漆喰を重ねるだけでは、内部の傷みが解消されないことがあります。
【漆喰を上塗りするリスク】
古い漆喰と一緒に、新しい漆喰も一緒に剥がれるリスクが残る。
表面だけを補修しても、内部の屋根土や防水上の問題が残る。
漆喰が厚すぎると、棟内部に雨水が入りやすくなる。
ひび割れや剥がれが再発し、短期間で再補修が必要になる。
棟瓦のズレなど別の不具合につながるおそれがある。
もちろん、漆喰の上塗りがすべて不適切というわけではありません。
大切なのは、既存の漆喰や棟の内部がどのような状態なのかを確認し、症状に合った補修方法を選ぶことが重要です(>_<)!
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調査の結果、玄関天井への雨漏りは、玄関上の入母屋屋根にある谷部や棟部が関係している可能性が高いと判断しました。
そこで、谷板金の交換と棟瓦の積み直しを組み合わせたメンテナンス工事をご提案しました。
【谷部・棟部を同時に施工する理由】
谷板金と棟部のどちらにも劣化や雨漏りのリスクが見られたため。
屋根面がコンパクトで、部分的に分けて工事するよりも、関連箇所をまとめて施工する方が効率的。
一度に工事することで、再度瓦を解体する手間や費用を抑えられる。
谷部と棟部の防水上の不安をまとめて改善し、雨漏りの再発リスクを軽減できる。
お客様にも工事内容と提案の理由をご説明し、ご納得いただいたうえで施工をご依頼いただきました。
工事では、まず入母屋屋根の棟瓦と谷板金に干渉する周辺の瓦を取り外していきます。
瓦を解体する際は、再利用する瓦もあるため、周囲の屋根材を傷めないよう慎重に作業を進めます。
【瓦を解体する際の注意点】
既存瓦が割れたり、欠けたりしない様に注意。
周囲の瓦や屋根下地に負担をかけないように進める。
再利用する瓦は、割れや欠けの有無を確認しながら取り扱う。
解体した瓦の置き場所にも配慮し、落下や滑落を防ぐ。
雨水が入り込まない様に、必要に応じて養生を行う。
長期間、雨水が集中して流れることで、局所的に摩耗する。
経年変化や環境条件によって、表面や接合部に劣化が生じる。
腐食が進むと穴あきが発生するし、雨漏りに繋がる。
瓦との取り合い部分に隙間や不具合が生じると、雨漏りにつながる。
銅板だから全てが早く傷むということではありませんが、築年数が長い屋根では、素材の特性だけでなく、実際の劣化状況を確認することが大切です(^^)!
古い谷板金を撤去後は、谷下部分に防水紙を敷き直しました。
屋根の防水紙は、瓦の隙間などから入り込んだ雨水を屋根内部へ浸入させず、軒先へ排出するための重要な部材です。
瓦だけで雨水を完全に防ぐのではなく、その下にある防水紙と組み合わせて屋根の防水性能を確保しています。
今回使用したのは”改質アスファルトルーフィング”です。
【改質アスファルトルーフィングの主な特徴】
アスファルトに改質材を加え、性能を高めた防水紙。
一般的なアスファルト系防水紙に比べ、柔軟性や耐久性に優れた製品。
屋根の形状に合わせて施工しやすく、下地に沿わせて納められます。
雨水が屋根材の下へ入り込んだ場合に、屋根内部への浸入を防ぐ。
防水紙は、屋根の耐久性を左右する大切な材料のため、丁寧に施工しました😊!
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防水紙を敷き直した後は、新しい谷板金を取り付けます。
今回は、耐久性に優れたガルバリウム鋼板製の谷板金を採用しました。
【ガルバリウム鋼板製の谷板金の特徴】
アルミニウムや亜鉛などを含むめっき層で鋼板を保護している。
耐食性に優れ、屋根の板金部材や外装資材として広く使用されている。
軽量なため、屋根への重量負担を抑えられる。
適切な施工と定期的な点検によって、長期的な維持管理がしやすい。
谷板金の固定には、”吊子(つりこ)”と呼ばれる金属部材を使用しました。
吊子は板金を押さえて固定するための部材で、谷板金本体に直接ビスなどを打ち込まずに取り付けられる方法です。
【吊子で固定するメリット】
谷板金本体に固定用の穴を直接開けずに施工できる。
固定部分から雨水が侵入するリスクを抑えられる。
板金の納まりに合わせて固定でき、良質な仕上がりになる。
新しい谷板金を設置した後は、谷板金と瓦の取り合い部分に”谷シーラー”と呼ばれる面戸部材を取り付けました。
【谷シーラーとは、、、】
谷板金と瓦の間にできる隙間をふさぐための部材の名称です。
瓦の小口部分から雨水が内部へ入り込むのを抑える。
雨水とともに入り込むごみなどを軽減する役割も期待できる。
谷板金と瓦の取り合いを適切に納めることで、雨漏り予防に繋がる。
谷板金と谷シーラーの施工が完了した後は、取り外していた周辺の瓦を元の位置へ戻していきます。
谷板金周辺の瓦を復旧する際に重要なのは、取り外した瓦を元々使用されていた位置に合わせて戻すことです。
【正しい位置への復旧が重要な理由】
瓦ごとに形状や重なり方が異なり、位置がズレると隙間が生じる。
本来の重なりや雨水の流れを保つことで、雨水が内部へ入り込むリスクを抑制する。
雨漏りだけでなく、強風時の飛散などに繋がる。
瓦を戻した後も、谷板金との取り合いや瓦の並びを確認し、雨水がスムーズに流れるよう仕上げました(^^)!
棟瓦の施工に使用する、棟部の土台を形成するための材料。
防水性や耐久性が期待でき、棟内部の保護に役立つ。
従来の土などを用いた施工と比べ、安定性が向上し維持管理が軽減できる。
棟部の土台を整えた後、棟瓦を一枚ずつ積み直し、各所の漆喰も塗り直しました。
今回は谷板金の先端が入母屋屋根の隅棟にも干渉していたため、本棟だけでなく隅棟2箇所も合わせて積み直しを実施しています。
施工後は、漆喰がきれいに整った本棟と隅棟に仕上がりました。
表面だけを補修するのではなく、必要な範囲を解体して内部を整えたうえで積み直すことで、棟部の防水性と安定性の改善を図りました(^^)/
施工後、お客様からは雨漏りが解消されたとのことで、喜びと安堵のお言葉を頂く事が出来ました😊✨
玄関はご家族が毎日出入りし、お客様を迎える大切な場所です。
雨漏りを気にせず過ごせるようになったことは、私たちにとっても嬉しいことです(*^^*)!
瓦屋根は、瓦そのものが丈夫であっても、谷板金や棟部、防水紙などの経年劣化によって雨漏りが発生することがあります。
特に築年数が長い日本家屋では、見える部分だけで判断せず、屋根全体の構造や雨水の流れを確認することが重要です。
「天井に雨染みができた」
「強い雨のときだけ雨漏りする」
「瓦屋根の谷や棟が古くなっていて心配」
この様なお悩みを抱えられてはいませんか?
街の屋根やさん加古川店では、屋根の状態やお住まいの状況を確認し、必要な工事を分かりやすくご提案しています!
気になる症状がございましたら、悪化する前にお気軽にご相談ください📞
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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