
2025.07.15
加古川市の皆さんこんにちは! 街の屋根やさん加古川店です! 昨日のブログでは、屋根診断士・自然災害鑑定士 が在籍する街の屋根やさん加古川店まで、ぜひお気軽にご相談ください!を抑えるポイントとして「本棟でのいぶし瓦の再利用」についてご紹介しました。 コス…

加古郡稲美町にお住まいのお客様から「雨漏りしている」とのご相談をいただきました。
築42年の住宅ということで、屋根の各所に経年劣化が進み、とくに本棟に積まれている熨斗瓦(のし瓦)の勾配不良が確認されました。
そこで、今回の工事では「既存の本棟を撤去し、紐丸瓦一発仕上げによる棟瓦取り直し工事」根本的な雨漏り解決を目指しました。
屋根全体は釉薬瓦で施工されており、一見大きな損傷は見えませんが、
棟部分の経年劣化による雨漏りは、表面から見ただけでは瓦に目立ったズレや割れが無く、原因の特定が難しいのが特徴です。
この状態が続くことで、棟内部に雨水が侵入し続け、やがて室内への雨漏りを引き起こす原因となってしまいます。
熨斗瓦の傾斜が正常な場合(図の左側)では、雨水は棟の外側へ素直に流れ落ちます。
しかし、内部の葺き土が痩せて熨斗瓦の角度が甘くなると(図の右側)、水の流れが変わり、棟の中へ流れ込んでしまいます。
こうして入り込んだ雨水が、時間をかけて下地を濡らし 室内への雨漏りの発生源になってしまうわけです。
棟部の劣化による雨漏りは、瓦表面にズレや割れが見当たらないことが多く、一見しただけでは原因を特定しにくい のが厄介な点。専門的な点検で初めて判明するケースも少なくありませんので、ご注意ください!
まず、既存の棟部を解体します。
さらに棟の撤去作業に合わせて、直下に敷かれている瓦の割付や切り回しに不具合がないかを点検。
これにより、新しく納める棟が真っすぐ据わり、雨仕舞いも万全になります。
本棟8.5 mを丸ごと撤去し終えた状態。
熨斗瓦の勾配が緩く、水が外へ抜けずに棟内部へ滞留していたことが雨漏りの原因。
既存葺き土および漆喰を徹底除去し、後工程に使用する【モルロック(南蛮漆喰)】がしっかり密着する下地を整えます。
ステンレス製のこちらの部材は、屋根材の棟部材を固定する土台部分となります。
後から取り付ける貫板や紐丸瓦を留め付けるアンカー(土台)の役割を果たします。
紐丸瓦一発仕上げでまっすぐに通った本棟ラインが完成です。
水糸を渡し、棟全長の高さと直線を微調整しっかり確保したことで、高さの整った美しい仕上がりになりました!!
釉薬瓦の艶がさらに際立ち、築42年の屋根とは思えないほどの仕上がりです。
全長8.5 mの本棟が一体感のある納まりに仕上がりました!
これで梅雨も台風も安心して迎えていただけます。
今回の工事では、熨斗瓦の勾配不良が原因で発生していた雨漏りを根本から解消しました。
本棟(8.5 m)の撤去、紐丸瓦一発仕上げを実施。
屋根は 台風や梅雨のたびに少しずつ傷みが進むものですが、棟部のように外から見えにくい場所ほど劣化を見落としがちです。
水ジミ・瓦のズレ・漆喰の剥がれに気付いたら放置せず、早めにご相談いただくことがトラブル防止の近道になります!
街の屋根やさん加古川店では、屋根診断士・自然災害鑑定士の有資格者が点検から工事後提案まで一貫対応し、全日本瓦工事業連盟の基準に則った安心施工をお約束いたします。
少しでも屋根に不安を抱えられている際は、是非とも、ご相談下さいませ!!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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