
2025.10.13
加古川市の皆さま、こんにちは!街の屋根やさん加古川店です。これまでご紹介してきた屋根工事が、ついにすべて完了しました!ここではビフォーアフターを比較しながら、その仕上がりをお見せします。前回までのブログ加古川市で日本家屋の雨漏り調査!瓦のズレや漆喰の老朽化を確認しました加古川市で…

加古川市のお客様より「2階の部屋内で雨が漏っているので修理してほしい」とお問い合わせを頂きました。
今回のご自宅は、築40年の戸建て住宅で和瓦葺きの屋根。
2階洋室の天井にて、雨漏りが発生している状況でした。
調査をした所、和瓦葺きの屋根は築年数相応の様々な経年劣化が発生している状況。
調査状況を加味すると、葺き替え工事を提案したいところでしたが、お客様からはコストを抑えつつ雨漏りを修理をしたいとご要望を頂きました。
その為、雨漏り箇所に限定した部分葺き替え工事をご提案。
コストもご納得いただける金額に納まり、無事、雨漏りを解消しました!
屋根面の全体を確認し終わると、細部の確認に移っていきます。
こちらは瓦の浮きと隙間の発生状況です。
瓦は地震・台風などの自然現象や固定力低下により少しずつズレたり、浮き上がりが発生します。
この様な瓦の症状は、雨水の侵入経路とり、屋根内部の防水紙や下地木材を傷め、雨漏りの直接的な原因になります。
さらに放置すると、屋根全体の劣化や修理費用の増大にもつながるため、早めの点検と補修が重要です。
瓦の強度低下
凍結や乾燥によるさらなる割れ・欠け
雨漏りリスクの増大
瓦の一部に浮きが見られ、隙間ができている
袖瓦(屋根の端にある瓦)にひび割れが発生
平瓦(地瓦)の表面が剥がれ、素地がむき出しになっている部分がある
しかし、今回のお客様からは「なるべくコストを抑えて雨漏りを修理したい」とのご要望をいただきました。
お客様からのご要望と工事後の安心感を両立するため「雨漏り発生箇所に限定した部分葺き替え工事」をご提案。
工事内容・コストともにご納得いただくことができ、今回、工事をご依頼いただくこととなりました!!
工事着工後、まずは雨漏り箇所の瓦を丁寧に撤去していきます。
瓦を外すと、中から大量の「葺き土(ふきつち)」が出てきました。
葺き土とは、瓦を固定するために使われていた昔ながらの土で、経年劣化によって水を含みやすくなり、雨漏りの原因となることがあります。
葺き土を取り除くと、防水紙が見えてきました。
防水紙とは、屋根材の下で雨水を食い止める役割を持つシートのことです。
しかし、築40年という年月の影響で、既存の防水紙は破れや破断があちこちに見られ、もはや防水の機能を果たしていませんでした。
防水紙の一般的な寿命は15年~20年。
築年数がこの年数に近づいている場合は、防水紙の劣化に要注意となります!!
劣化した防水紙を撤去した後は、下地を補強し、新しい防水紙を敷き直します。
新しい防水紙には【改質アスファルトルーフィング】を使用しました。
改質アスファルトルーフィングは、従来の防水紙に比べて耐久性が高く、長期間にわたり雨水から家を守ることができます。
これで屋根の基本的な防水性能が大きく向上しました!
防水紙の上には【瓦桟(かわらざん)】と呼ばれる木材を設置します。
瓦桟は瓦を引っ掛けて固定するための部材で、瓦をきれいに並べるために欠かせない工程です。
部分葺き替え工事のため、屋根面途中で既存の瓦との接点が発生するため、瓦桟の取り付け位置にも注意が必要となります!
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