
2025.06.23
皆さんこんにちは。街の屋根やさん加古川店です。 加古川市で「屋根工事を行ったお客様からの口コミ3選」をご紹介していきましょう 目次 【表示】 【非表示】 加古郡播磨町 既存カラーベスト屋根からリッジウエイ屋根材へカバー工法したお客様の口コミ 加古郡稲美町 外壁、屋根…

高砂市のお客様より「自宅1階部分のスレート屋根が変色して、金属の部材も錆びているため綺麗にしたい」とご連絡を頂きました。
ご自宅は築36年の2階建て住宅でカラーベスト(以下、スレート)屋根。
長年メンテナンスが出来ていなかったとの事で、経年劣化による褪色・変色が進んでいました。
屋根の状態的にも、塗装は難しいと判断し「福泉工業㈱ シルキーG2」を使用した「下屋根カバー工事」をご提案。
2階の窓から見える屋根面をカバー工事にて一新し、大変ご満足頂くことが出来ました!
こちらがカバー工事を進めていく下屋根となります。
屋根全体の経年劣化が進んでおり、棟板金類や谷板金にも錆の発生が見受けられます。
屋根材全体に色褪せが発生し、美観が損なわれている
棟包みや谷板金に錆びが進行し、防水性の低下が懸念される
一部にひび割れや欠けが見られ、雨水の侵入リスクが高まっている
こちらの写真は、他の角度から下屋根(げやね)を撮影したものです。
赤い矢印で示している箇所は、建物の形状や軒の影響で日光や雨水が直接当たりにくい場所となっています。
そのため、他の部分と比べてスレート屋根材の劣化が遅く進んでいるのがわかります。
このように、屋根の劣化は一律ではなく、日照や雨の影響を受けやすい部分から先に傷んでいくのが特徴です。
その為、屋根全体の寿命を判断する際は、こうした局所的な違いも考慮しながら診断することが大切です。
下屋根も全体的に確認しましたが、屋根塗装などの簡易なメンテナンスでは対応が難しい状態でした。
根本的な改修が必要な状態であったため、大屋根同様にカバー工事にて施工を進めて行くこととなっています。
こちらは、下屋根のカバー工事を着工した直後の写真です。
屋根カバー工事は新しい屋根材を既存屋根材に重ねる施工方法となりますが、重要な下準備として、以下の部材をすべて撤去しています。
下屋根は大屋根と異なり、外壁と接する「壁際」が存在します。
この壁際には「雨押え板金」という部材が取り付けられ、雨水の侵入を防いでいます。
ところがこの部分は、雨水が集中しやすく、建物の中でも特に雨漏りのリスクが高い箇所です。
そのため、既存の板金や木下地を一度すべて取り外し、防水層をしっかり作り直すことが非常に重要になります。
壁際・棟包み板金と木下地を撤去した後、防水紙を新たに敷設し、新しい板金でしっかりと雨仕舞いをしていきます。
スレート屋根のカバー工事において、屋根材を施工する前に最も重要な工程のひとつが「防水紙(ルーフィング)」の敷設です。
今回の工事では、耐久性・防水性ともに優れた「改質アスファルトルーフィング」を採用しています。
【改質アスファルトルーフィングの特徴】
✅ 高い耐久性(長期的に防水性能が持続)
✅ 柔軟性が高く割れにくい
✅ 釘穴からの浸水を防ぐ自己補修性
✅ 雨風や熱による劣化に強い
また、下屋根は外壁との接点部分が、特に雨水の侵入リスクが高いため、重要な防水ポイントとなります。
そのため、写真のように、ルーフィングを外壁側に向かって立ち上げて施工します。
さらに立上り部分を防水テープで隙間を完全に養生することで、万が一の雨水の逆流や吹き込みにも対応しています。
この「立ち上げ処理」を怠ると、仕上がりが綺麗でも、数年後に壁内部で雨漏りが発生する可能性があるため、特に注意が必要です!
防水紙(ルーフィング)の敷設が完了した後、屋根の雨水処理で重要な部分のひとつである「谷部」の施工を行いました。
写真は、新しい「谷板金」を取り付けた直後の様子です。
谷板金とは、屋根面と屋根面が交わる「谷」になっている部分を保護し、雨水を効率的に排水するための金属板です。
屋根の構造上、雨水が集まりやすく、最も雨漏りリスクが高い部位でもあるため、取付けする施工方法と、耐久性のある材料選びが非常に重要です。
今回設置した谷板金には、サビに強く耐久性の高い「ガルバリウム鋼板」を使用しています。
【ガルバリウム鋼板の特徴】
✅ サビや腐食に強く、長寿命
✅ 軽量で建物に負担をかけない
✅ メンテナンスの頻度が少なくて済む
屋根部材として非常に優れた性能を持っており、近年の屋根リフォームでは定番の素材となっています。
また、谷板金はただ取り付けるだけではなく、両側に「吊子(つりこ)」と呼ばれる専用の固定金具を使って、しっかりと屋根下地に緊結しています。
この「吊子」によって、谷板金がズレたり浮いたりせず、台風や強風、長年の雨風にも耐えられる確実で安定した固定が可能になります。
「シルキーG2」は、ガルバリウム鋼板製の屋根材で、軽さと耐久性、そして美しさを兼ね備えた製品です。
【新設屋根材シルキーG2の特徴】
✅ 超軽量で地震に強く、建物の負担を軽減
✅ 遮熱鋼板仕様で熱を反射しやすく、夏も快適
✅ 雨音が響きにくい遮音構造
✅ 表面に細かなエンボス加工があり、反射のギラつきを抑えて上品な仕上がり
✅ サビや退色に強い、耐久性の高い塗装仕上げ
これらの特徴があるため、スレート屋根の上から施工する「カバー工法」に非常に適した屋根材となっています。
✅ 強風時の吹き込み雨への対策
棟部の木下地新設後、棟包板金取り付けを行っている写真となります。
棟包板金は、棟部からの雨水の侵入を防ぐうえで非常に重要な役割を果たしています。
今回のご自宅では、複数の棟が交差する三又(みつまた)部分がありました。
三又部分の棟包板金は、納まりを美しく、かつ確実に行うために「擦り合わせ加工(すりあわせかこう)」を丁寧に実施しています。
擦り合わせ加工とは、それぞれの板金部材を正確に切り取り・折り曲げ調整しながら、ピッタリと合うように加工して取り付ける技術です。
この加工が甘いと隙間ができたり、雨漏りの原因となるため、職人の技術が問われる非常に重要な工程です。
こちらの現場では、仕上がりをご覧いただければ分かるように、三方向が交差する複雑な納まり部分も、隙間なく美しく施工することが出来ています!
屋根の美観と防水性能の両立を図るため、細部にまでこだわった職人技となります!!
こちらの写真は、壁際部分に新しい木下地を取付けしている様子。
新設する木下地は、後に取り付ける金属製の雨押え板金をしっかりと固定するための基礎となるものです。
しっかりと真っ直ぐ水平に取り付けることで、仕上がりの美しさや防水性能にも大きな違いが出ます。
また、屋根と壁が交差する部分は形状が複雑で加工の難易度が高いため、現場ごとに合わせた丁寧な調整が必要です。
当社では、経験豊富な職人が一つひとつの工程を確認しながら、確実に施工を進めております。
下屋根工事の完工が近づいてきました。
各所の仕舞いに進んで行きます。
外壁と屋根が接する“壁際”部分には、新たな雨押え板金を施工しました。
冒頭にも説明しているように、外壁との取り合い部分は、雨水が溜まりやすく、雨漏りのリスクが非常に高い箇所です。
そのため、雨押え板金による適切な処理がとても重要になります。
また、写真でご覧いただけるように、雨押え板金の天端(てんば)部分にはシーリング材をしっかりと打設しています。
天端のシーリングのみで無く、雨押え板金の立上りと外壁との接点にもシーリングを仕込んでおり、水の侵入をしっかり防ぐ止水対策を行っています。
さらに、谷部分の板金との取り合い(小口見切り)もしっかりと納め、雨水の流れをスムーズに保てるよう仕上げました。
板金の形状や接合部の丁寧な施工が、長期的な雨漏り防止につながります!
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